さげまん男子とあげまん男子

短卒文系の私は新卒で正社員として企業に入社しました。
一般職でした。この会社での一般職の定義は、「総合職の指示を受けて、経験を活かして仕事を遂行する」という感じです。当然総合職よりお給料は安いです。
でも入社後にプログラミングを覚えて、仕事を効率化する機能をバンバン作っていたこともあり、周囲の総合職の上司や先輩から「りっかさんは自分で考えてする仕事の仕方をしているのだから、総合職に変わったら?」と言われるようになりました。

当時は前夫と結婚中だったので、「周りからこう言われるんだけど、どう思う?」と聞いたところ、「総合職になっても何もいいことないいよ。つまらないけど大変な仕事をやらされるだけ。プレッシャーで精神的にきつくなるよ。やめたほうがいい。」というような回答でした。

確かに周りには総合職に変わったけど能力が追い付かなかったのか、プレッシャーに負けてメンタルになり休職した人も一人いました。
総合職になったら私から見てつまらなさそうに見える仕事もしなきゃいけないのかな、という思いもあり、そのときは結局総合職にはなりませんでした。

その後、離婚。
会社の再編のタイミングで、職種転換の希望を聞いてもらえるタイミングが来ました。離婚したいときに離婚できたのは私がしっかり正社員で働いて経済的に自立しているおかげ。今後もしっかり稼いでいこうと決意した私は、周囲の職種転換した女性先輩社員にも色々ヒアリングした上で、総合職に変わることを決意しました。周りの総合職の友人たちも「大丈夫だよ、りっかさんならできるよ。困ったら助けるよ」と後押ししてくれました。

結果的には総合職に変わってからも仕事内容は大好きなプログラミングを使った機能開発ばっかりできたし、お給料も上がって良いことづくしでした!

しかもしかも、その後現夫と出会って同棲を始めたころ、最先端技術の研究開発をする部署への異動の社内公募がありました。私は募集要項を大体満たしていました(一般職のままだったら応募できませんでした!)。興味のある分野でしたが、東京に転勤になるので、当時はまだ彼氏だった夫に相談しました。そうしたら、「絶対申し込むべきだよ!僕も東京の方が色々仕事の面でもチャンスありそうだし。僕はどこでもりっかの行くところに付いていくよ!」と言ってくれたのです!
※当時彼は残りのビザの期間、私と同棲するために仕事を辞めて私の居住地に引っ越してきてくれていたので、無職で、動きやすい環境だったのは要因としてあると思います。

親しい同僚でも慎重派で「いやー、無理じゃない?(選考で落ちるんじゃない?)」と言う人もいましたが、彼の強い後押しがあり、エイヤっと申し込むことができました。

私も「やっぱり短卒文系の私じゃ難しいかな」と思っていたんですが、英語力とプログラミング経験とやる気を買ってもらえたのか、なんと選考を通過!!
田舎からいきなり東京ど真ん中のお洒落なオフィスに躍り出ることになりました!!
海外で働いてみたい夢がある私ですが、職場は外国人も多くそれに近い環境です。新分野でスキルアップもできています。

人生って変わるもんですね!同期の女子たちもびっくり仰天していました。
「りっかちゃんたら、総合職に変わるわ、遂には東京に行っちゃうわ、同じ同期とは思えない!(誉め言葉)」なんて言われたりして。

今になって思うと、前夫も同じ会社の一般職だったので、妻に自分より上の職位に就かれるのが嫌だったんじゃないか?とか勘ぐっちゃいますねぇ。もちろん本当に私のことを思って止めてくれた可能性もありますが。どちらかというと妻業を頑張ってほしいみたいな亭主関白タイプだったので、そういう理由もあったかもしれません。いずれにせよ、前夫は私の可能性を開こうとするタイプではありませんでした。一度私が山崎直子さんの著書に影響を受けて「宇宙飛行士になりたいから、東京の理系の大学に行き直したい」って言った時も「離婚してから行ってくれ」って言われましたからねw突飛な発言だったのは認めるけども、言い方よね。

それに対して現夫は、私にとって良いチャレンジならどんどんするべき!というタイプ。いわゆる「あげまん男子」ですね!
恋愛以外も良い方向に引っ張っていってくれるのです。本当に彼に会えて感謝しています!

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