2015年に行ったスペイン巡礼のことを書きたいと思います。
人生で一番思い出深い旅です。
もう5年半くらい前のことですが、当時日記を書いたので詳細に書けると思います。

きっかけ

当時は離婚後、独り身の時でした。せっかく自由の身となったのだからと、海外旅行先を模索していました。そんなときにあるブログを発見しました。日本人男性がスペインで巡礼の旅をするブログで、その中の写真の一枚、シラウキの町を映した写真に魅せられました。

もうね。

リアルドラクエじゃないかと！！！！！！！！

町入るときにザッザッザッとか言っちゃうよ！？言うよ！？本当に！！！✨✨

それだけでなく、そのブログを読んでいて、巡礼の旅自体にも興味を引かれました。いろんな旅人たちと出会い、同じ目的地を目指し、ひたすら道を歩く・・・。

ひとり旅はしない派の私ですが、当時は傷心中の独り身。
他人軸タイプの私は、ひとりだと大きく動けません。
自分が人生に何を求めているのか、よく分かりません。
もしかしたら、旅の中でそれが見つかるかもしれない。そんな淡い期待を抱きました。
いろんな人との出会いを大切にするため、一人で出発しよう！
そうして、巡礼の旅に参加することを決意したのでした。

そこからは巡礼に関しての下調べや、持ち物の準備を進めました。
幸い富士山を登った経験があるので、道具はイチから揃えなくて済みました。

旅程を考える

さて、ブログの男性と同じフランス人の道を歩くことに決め、出発地もサンジャンピエドポーに決めました。

しかし、サンジャンピエドポーから目的地であるサンティアゴ・デ・コンポステーラまでは歩きで30日ちょいかかります。

うん。そんなに休み、取れない（泣）
会社員の辛いところ。
巡礼は途中離脱が前提になりました。

ついでにフランスとスペインの観光もしたかったので、日本からパリに飛んで、バルセロナから帰ることにしました。

だって初めて行く国なんだもの。ミーハーな私はベタな観光地もハズせません！

見たいところを貪欲に詰め込んだ結果、旅程はこうなりました。

今回は巡礼に3日しか割けないけど、何年かかけて踏破しようと決めました。
飛行機、TGV、パリの宿、バイヨンヌの宿だけはあらかじめ予約しておきました。

出発

出発の前日まで準備に追われ、ベッドに入ったのは朝4時（当日やん！）。
朝6時に起きて空港へ向かう。

睡眠は機内でたっぷり取るぞ！と意気込んで、飛行機に乗り込む。
積み荷の重量バランスの関係で席をグレードアップしてくれた（でもビジネスではない・・・謎）。

↓このアメニティの中には耳栓やアイマスクが入っていた。アルベルゲ（巡礼宿）で寝るときにも役立つよ♪

ひとしきり寝たあとは映画「インターステラー」を見てぼろぼろ泣いた。良かった！！
ヘルシンキで乗り換えてパリへ…

18:30 シャルル・ド・ゴール空港着。
市内に行くバスがうまく捕まえられず、ユールホステルに着いたのは暗くなってからだった。ただでさえ治安が悪いとされる地区だったのでヒヤヒヤしたが、バーのおじさんに道を聞いたりしてなんとかたどり着いた。
私のベッドは誰かが使った形跡があり、ぐちゃぐちゃ。やっぱり私にはユースホステルは無理かも・・・と早速洗礼を受けつつ、初日から寝袋を取り出して寝たのだった（今思えばスタッフに言えばいいんだけどね）。

つづく

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